BIM時代の建築レンダリング
「建築パースを作る」から「建築のイメージを創る」へ
これからの建築パースは、これまでとはその役割が変わってくるのではないだろうか。
その設計によってどのような建築ができるのか?
設計者は頭の中に建築のイメージを描く。
その頭の中のイメージを様々なツールを使って整理し具体化してゆく。
頭の中で作り上げた建築を今度はBIMに移設する。
コンピューターに移設されたイメージはレンダリングされ、ディスプレイ上に客観的な映像となって現れる。
設計者は客観的な映像となった自らのイメージを確認し、反芻する。
BIMによってディスプレイ上にレンダリングされた建築イメージは設計者自らへのプレゼンテーションであると思う。
そして自らへのプレゼンテーションの積み重ねの結果を、他者へプレゼンテーションする。
そうしてBIMによって作られる「建築パース」は使われるように思う。
BIM:建築はリアルタイムレンダリングの時代へ